- 災害はいつ起きるか分かりません。津波や台風に備えてハード面での防波堤や堤防を作ることはとても有効かもしれま
せんが災害はつねに想像を超えます。ハード面は他に時間とお金がかかり、さらにカバーできる部分はごく一部です。
しかし、個々で自己防衛できる術と道具があれば、解決できる問題です。人は肺呼吸をしています。つまり津波や濁流で
流された際、呼吸ができれば生きる確率が断然上がります。H28年8 月30 日台風10号において岩手県岩泉町で濁流にの
まれた佐々木さん(62)は浸水が始まった際、マットレスを半分に切ってロープで身体に巻きつけ流され一命を取り留め
た事例があるように、万が一流されても呼吸さえ確保できれば生きられます。現社会で、水に浮くための道具は何種類もあ
ります。浮き輪やビート版、ライフジャケット等です。しかし注意しなければならないことは、浮き輪やビート版は意識が
あってつかまるという行為をしないと浮いてられません、その点ライフジャケットは(朦朧とした意識③)のなかでも浮い
ていられます。ここで注意なのが、どんなライフジャケットでも良いのかという点です。答えはNOです。船舶に義務図け
られて設置してあるライフジャケットは大人には問題ないのですが、こどもの身体にはあいません。しかも濁流や津波など
の流れのある水の中では簡単に脱げてしまいます。釣具屋などで販売している安いライフジャケットも表示がいい加減で、
十分な浮力を得られないことが多々あります。では子どもに適したライフジャケットとはどんなものでしょうか?
ライフジャケットは、津波や水害の際以外にも、地震で逃げる時に転んでも身体を守ってくれたり、発砲素材が厚く
入っていますので、着用しているだけで暖かいので防寒の機能も果たします。地震がきてすぐに高いところに逃げること
はものすごく大切ですが、ライフジャケットを着て逃げるとさらに安心です。
防災における、自己防衛のベストツールとしてライフジャケットをおいて他にないと断言できます。
選ぶ際には、上記の4項目をクリアした製品を選ぶことが必須です。その際の見分け方として「川育認定マーク」があり
ます。各学校に生徒の数だけそろえるだけで、最強の防災アイテムです。