「現在は、まちまちの指導者像、ばらばらの安全技術で現場対応しているが、それでいいのか?」
「川に学ぶ体験活動の社会的需要の増加とともに事故発生の可能性が増えるのでは・・・・・」
そういった声が実際に活動を進めている団体からも上がっています。これに対処していくためには、
指導者にはどんな責任と技能が求められるのか、それを学ぶカリキュラムとは、活動に関わる安全
対策の基準は、といったRACとしての共通の姿勢が必要となってきます。
RACに関わる各団体の活動は「川」という共通項を持ちながらも、その関わり合い方の質・量・
傾向は様々です。また同じ川といっても、その川の自然的特徴、歴史的・社会的な背景や、流域の
特性などは多種多様だと言えるでしょう。しかし川から学び、それを広く伝えるという目的では一
致しているはずです。川に何を学び、何を伝えるのか、そのための指導者はどうあるべきか。
地域の独自性・自立性を尊重しながらも、共通の理念に基づいて、川に学ぶ体験活動を推進するのがRACの目指す指導者です。