RAC川育ライフジャケット認定規則

自然体験活動の普及に伴い、川での体験活動現場ではライフジャケットの着用は一般化しつつある。 そこで、子どもも大人も安全に楽しく川で遊び学べるよう、「RAC川育ライフジャケット」(川という自然環境下での体験活動に適したライフジャケット)について下記の通り認定規則を設定する。

 

第一条 総則

 

RAC川育用ライフジャケットは、川での活動における使用を想定し、下記の様な基準を設定する。

 

①流れの中での活動でも体にしっかりとフィットし、脱げにくい構造であること。

②川での活動などで動きやすく、泳ぎやすいこと。

③水中において、顔面を水上面に支持し、身体が垂直よりも後方に傾き、呼吸が確保しやすい浮遊姿勢となるように つくられたものであること。

④川での活動に必要十分な強度が確保されていること。

 

第二条 認定要件

 

RAC川育用ライフジャケットは、第一条を満足するものとし、次にあげる用件を満たすこと。

 

①.浮力
・大人用7.5㎏以上の浮力(子ども用は4kg以上)を有するもの。
・表示浮力を24時間以上維持できること。
・前身頃の浮力が後身頃よりも大きいこと。

②.強度
・川での活動に必要十分な強度が確保されていること。

③.フィッティング
・しっかりと体に固定でき、ずり上がりにくく、ずり下がりにくい構造であること。
・子ども用のライフジャケットに股下ベルトが備わっていること。

④.ファスナー
・ファスナーが付いている場合、使用中に意図しない開放がし難い構造が備わっていること。

⑤.保険
・製造物賠償保険もしくは同等の保険に加入していること。

⑥.表示
・本体に、商品名称(または商品番号)、製造者(または販売者)、浮力および子ども用にあってはその旨の記載があること。
・本体又は付随資料に、使用要件(適用体重、適用胸囲等の適正なサイズ)、保管方法、使用・経年による劣化に関する事項の明記がされていることが望ましい。

 

第三条 認定マークの表示

 

RAC川育用ライフジャケットの認定を受けたライフジャケットには、本体または付属資料に「RAC川育ライフジャケット」の認定マークを表示しなければならない。

 

第四条 認定手続き

 

RAC川育用ライフジャケットの認定を受けるためには、別に定める認定申請方法に基づき、川に学ぶ体験活動協議会(RAC)の認定審査を受けなければならない。