平成14年から全国的に始まった総合的学習により、川に出て授業をする学校が増えてきた。また、それに先立ち設立した「川に学ぶ体験活動協議会」では共通のプログラム実施方針を作成し、川での指導者育成講座を実施してきた。学校や地域活動と連携した活躍の機会が増えることが期待されているところである。しかし、子どもを預かる学校の先生方は、RAC指導者のことを殆ど知らず、信頼度も含めてどのような関わりをもてるかがつかめていないのが現状といえる。また、RAC指導者養成講座を受けた方々が、それぞれ練習や経験を積み、的確な判断をできるようにするためのスキルアップが望まれているところでもある。そこで、各地域で実施されている講座の主催者や受講者が一堂に会し、講座の質的改善・指導者相互の交流を図ることを目的にフォーラムを開催する。また、このフォーラムをきっかけにRAC指導者のネットワークにより水防及び水難事故防止へ向けての第1歩としたい。